ファームジョブの始め方|オーストラリアワーホリ初心者向け完全ガイド【2024年】

オーストラリアワーホリファームジョブの始め方初心者向け完全ガイド

こんにちは、OZファーム部です!

この記事では、オーストラリアワーホリ初心者がファームジョブを始めるために必要な情報をまとめて、未経験者にもわかりやすくお届けします。

例えば、、、

質問者
  • ファームジョブの「仕事内容」が知りたい
  • ファームジョブを始める前に必要な「準備物や手続き」が知りたい
  • ファームジョブで働くのに必要な「英語力」が知りたい
  • ファームジョブの「求人情報」を探す方法がわからない
  • ファームジョブで稼げる「給料」について知りたい
  • ファームジョブで働く上での「注意点」を知りたい

こんな悩み(不安)を解消するために、事前に知っておきたい有益な情報や注意点などを、わかりやすく解説します。

これからオーストラリアワーホリに行く人や、渡豪中だけどまだファームジョブ未経験の人は、ぜひ参考にしてくださいね!

1. オーストラリアでのファームジョブとは

オーストラリアでのファームジョブとは
質問者
オーストラリアワーホリで人気な「ファームジョブ」って、一体どんな仕事なの?

ファームジョブとは、オーストラリアの田舎にある農場や果樹園で働く仕事のことです。

ワーキングホリデー中に、オーストラリアの文化や生活習慣を体験できる=絶好の機会!ともいえます。

ワーホリでファームジョブをする理由
  •  お金を稼ぐため
  •  セカンドワーホリビザを手に入れるため
  •  現地でいろんな体験をするため

ほぼ大半の日本人ワーホリが、オーストラリアで体験するイチバン有名な仕事です。

1.1 ファームジョブの仕事内容 

質問者
ファームジョブって、どんな仕事をするの?

オーストラリアでの一般的なファームジョブの仕事内容は、

例えば
  • 野菜や果物の収穫(通称:ピッキング)
  • 農園の草刈り(通称:チッピング)
  • 収穫物の箱詰め(通称:パッキング)…など

農業に関する知識や技術がなくてもできる仕事も多いので、ファームジョブは「初心者(未経験者)」でも挑戦しやすい仕事なんです。

1.1 ファームジョブのある地域と収穫物 

広大な面積を誇るオーストラリアで、基本的にファームジョブのある場所は「都会から離れた地域」です。

また、地域によって「収穫物」や「収穫時期(繁忙期=稼ぎやすい)」が違うのが、ファームジョブの特徴となります。

質問者
ファームジョブのある地域って、どうやって探せばいいの?

▼ ファームジョブのある地域を探すには?

オーストラリア各州のエリアからファームジョブのある地域について、以下のポイントを参考に下調べしておきましょう。

チェックポイント
  •  地域の場所:オーストラリアのどこにあるの?
  •  収穫物:どんな収穫物があるの?
  •  収穫時期:収穫シーズンはいつ?

これらの点を含めて事前に調べておくと、計画的に仕事探しができるのでおすすめです。

各州のエリア別に探す
ニューサウスウェールズ州(NSW)
クイーンズランド州(QLD)
ノーザンテリトリー州(NT)
ウエスタンオーストラリア州(WA)
サウスオーストラリア州(SA)
タスマニア州(TAS)

*詳しくは:オーストラリアのファームジョブにおすすめな時期(各州別の目安)»

オーストラリアファームジョブおすすめ時期

オーストラリアのファームジョブにおすすめな時期【各州別の目安は何月?】

▼ ファームジョブの収穫物は?

オーストラリアのファームジョブで、実際に収穫するものといえば、

例えば
  • ブルーベリー
  • イチゴ
  • トマト
  • シトラス…など

これ以外にも、たくさんの種類の収穫物(果物や野菜など)があります。

季節や地域によっては、(オーストラリア産ワイン用)ブドウの収穫や枝の剪定など、各地のファームによっていろんな経験ができます。

*詳しくは:オーストラリアの主な収穫物一覧 »

2. ファームジョブを始める前に知っておくべきこと  

オーストラリアのファームジョブを始める前に知っておくべきこと
質問者
オーストラリアでファームジョブを始める前に、事前に知っとくべきことってある?

ここからは、オーストラリアワーホリ初心者の人が、ファームジョブを始める前に知っておきたいことを紹介します。

事前に知っておきたいこと
  • ファームジョブに必要な英語力
  • ファームジョブに必要な準備物や服装について
  • 事前に必要な手続きについて
  • セカンドワーホリビザについて

2.1 ファームジョブに必要な英語力  

オーストラリアのファームジョブで働くには、基本的に「英語」が必要不可欠です。

質問者
正直、英語が苦手なんだけど… どのくらいの英語力が必要なの?

▼ 英語がペラペラである必要なし

とはいえ、必ずしも英語がペラペラに話せないといけないことはありません!

推奨レベル
  • 最低「中学生の基礎英語で英会話ができるレベル」は事前に身につけておく

ただし、ファームジョブの仕事で働く上、現地のオージーや他国出身のワーホリメイカーとコミュニケーションをとるためにも、最低限の英語力は必要になります。

英語力に自信がない場合は、事前に英語を学んでおくことをおすすめします。

*参考:英語初心者におすすめの英語学習本はこちら »

2.2 ファームジョブに必要な持ち物と服装

質問者
ファームジョブって、どんな服装で働くの?準備しておくモノってある?

オーストラリアのファームジョブで働く上で必要な準備物や服装は、

例えば
  • 帽子
  • 日焼け止め
  • 虫除けスプレー
  • 動きやすい服や靴
  • 仕事に必要な物(例:手袋)…など

これらはほぼ必須アイテムで、すべて現地のお店(衣料品店やホームセンター)で買えます。

▼ 超重要な「紫外線」対策

ファームジョブでは、紫外線の強い「屋外」で働く仕事(収穫作業など)が多いです。

女性だけではなく、男性も「紫外線の対策」は必ずしておきましょう(将来後悔しないために)。

日焼け止め製品については、自分の肌に合う・合わないと個人差があるので、気になる人は日本から持っていきましょう。

*参考:Amazonの日焼け止め売れ筋ランキング(人気商品)から探す »

2.3 必要な手続き(銀行口座・タックスファイルナンバー・VEVOチェック)

質問者
ファームジョブで働く前に、やっとくべき大事な手続きことってあるの?

オーストラリアでワーホリ生活を始める前に、以下の手続きは必ずしておきましょう。

重要な手続き
  1. オーストラリアの銀行口座を開設する
  2. タックスファイルナンバー(TFN)を取得する
  3. VEVOチェック(念のため)

簡単に要点をまとめると、

①銀行口座の開設
②タックスファイルナンバー(TFN)取得
  • オーストラリアの税金や社会保障税を支払うときに必要な個人番号
  • 現地で働いてお金を稼ぐには必須
  • オンライン申請可能:オーストラリア税務署(ATO)
③VEVOチェック
  • 保有するワーホリビザの証明書類(有効か否か)
  • 雇用主によって求められる場合がある
  • オンラインorアプリで発行可能:オーストラリア内務省

ファームジョブだけではなく、オーストラリアのワーホリ生活に欠かせない項目なので、早めに手続きしておきましょう。

2.4 セカンドワーホリビザについて

通常、オーストラリアのワーホリビザでは、最大1年間の滞在が可能です。

ただし、オーストラリア政府が定める「条件」をクリアすれば、2年目以降も滞在可能な「セカンドワーホリビザ」を取得できる制度もあります。

セカンドビザ取得の条件
  • オーストラリア政府が「指定する地域」で「該当する仕事(例:ファームジョブ等)」で「88日間の就労」する
  • その就労した事実を証明する必要書類を提出する

1年より長くワーホリを楽しみたい(お金を稼ぎたい)人は、事前にしっかり計画を立てましょう。

3. ファームジョブ求人の探し方  

オーストラリアのファームジョブの探し方
質問者
ファームジョブの仕事って、どうやって見つけるの?求人情報のおすすめな探し方は?

オーストラリアでファームジョブ求人情報の探し方は、以下の3つです。

ファームジョブの探し方3選
  1. オンライン検索(Webサイト・SNS)で探す
  2. ファームのある現地での求人探し
  3. 友人・知人からのコネ紹介

結論、ファームジョブ初心者には「③友人・知人からのコネ紹介」が、一番おすすめな仕事探しの方法です。

3.1 オンライン検索 (Webサイト・SNS) での探し方

オーストラリアのファームジョブ求人を「オンライン検索」で探す方法は、次の通り。

オンライン検索での探し方
  1. 英語の求人情報サイト・人材紹介サイト
  2. 日本語の生活情報サイト(※注意:おすすめしない)
  3. SNS(Facebook)
  4. 大手ファーム企業の公式サイト(求人ページ)

これらのサイトから求人情報をチェックして、仕事に応募したり・メッセージ機能を利用して連絡をすることができます。

メリット デメリット
  • 求人情報を簡単に探せる(応募できる)
  • 求人情報の数が圧倒的に多い(特に英語サイト)
  • オンライン求人情報の中には偽物も多い
  • 特に「詐欺」には注意
  • 応募前に企業の情報の確認や、面接場所が安全な場所かも確認する必要あり
  • 日本語の情報は少ない(基本英語)

ネットで求人探しをしたい人は、こちらの記事をぜひ参考にしてみてください。

*詳しくは:【2023年】オーストラリアのファームジョブ求人サイト・人材紹介エージェントまとめ »

【2023年】オーストラリアのファームジョブの探し方|求人サイト・人材紹介エージェント編《まとめ》

3.2 現地で求人探す方法

また「現地(ファームジョブのある地域)で求人探す」方法も、ファームジョブを探しでは意外と有効です。

現地で求人を探す具体的な方法は、

例えば
  • 気になるファームへ直接問い合わせる(電話や訪問する)
  • 現地の掲示板などでファームジョブの募集広告を見つける
  • (もしあれば)現地の求人案内所から紹介を受ける
  • ファームジョブで働くワーホリが集まる安宿で情報収集する

ファームのあるオーストラリアの田舎で、現地の求人情報を探す方法のメリット・デメリットは、次の通り。

メリット デメリット
  • ネット上に掲載されていない求人情報が見つかる可能性が高い
  • ファームの雇用主や人事担当者と直接面接ができる可能性が高い
  • 現地での紹介があった場合、応募の成功率が高め
  • 英語が不得意な場合、面接や交渉が難しくなることも
  • 希望する求人が見つからない場合もある
  • 求人情報が限られる地域や季節(収穫時期)を事前に調べる必要あり

3.3 友人・知人からのコネ紹介

ファームジョブを手に入れやすい方法として、やっぱり確実なのは「友人・知人のコネによる仕事紹介」です。

例えば
  • 友人や知人が現地のファームで働いている
  • 友人や知人が過去に働いたファームの雇用主などと連絡が取れる

(日本人や他国出身に限らず)オーストラリアで出会うワーホリの友人や知人からの仕事紹介であれば、簡単に仕事が手に入る可能性が、かなり高いです。

メリット デメリット
  • 急ぎの求人募集枠の仕事を手に入れやすい
  • 信頼できる友人からの紹介なら安心
  • 応募〜採用までの行程が短い
  • すぐに行動しないと求人枠がなくなる
  • 紹介できる求人枠があるかどうかは運次第
  • 信頼できる友人や知人がいないと無理

英語が苦手な人にとっては、難易度も低くてイチバン確実な仕事探しの方法なので、おすすめです。

4. ファームジョブ求人に応募する方法  

オーストラリアでファームジョブに応募する方法
質問者
ファームジョブの求人に応募するなら、やっぱり履歴書は必要?面接ってあるの?

オーストラリアでファームジョブ求人に応募するときの一般的な流れは、こんな感じ。

一般的な応募の流れ
  1. 英文履歴書を準備する
  2. 気になる求人に応募する(※履歴書提出や申込登録するなど)
  3. 連絡待ち
  4. 面接を受ける

オンライン検索や現地での求人探しに限らず、仕事を手に入れる必要なステップです。

※ただし、友人や知人からのコネによる仕事紹介の場合などは、100%必須でないときもあります。

4.1 英文履歴書の書き方  

質問者
英語で履歴書を作った経験がないんだけど、どうすればいい?

ファームジョブに限らず、オーストラリアでの求人情報への応募には、「英文履歴書(通称:レジュメやCVと呼ばれる)」と「カバーレター」を提出する場合が、ほとんどです。

英文履歴書には、以下の内容を記載する必要があります。

履歴書の内容
  • 個人情報(名前・住所・連絡先)
  • 応募理由
  • 学歴・職歴
  • 資格やスキル
  • 語学レベル
  • ビザの種類(有効期限)…など

日本語の履歴書とは違って、英文履歴書は、「清潔で読みやすいフォーマット」で作成することが、すごく大切です。

日本人に馴染みのないカバーレターも同じ。手書きはNGなので、パソコンなどを使ってちゃんと作りましょう。

慣れない応募書類作りで困っている人は、以下の記事を参考にしてみてください。

*参考:【ファームジョブ向け】英文履歴書・カバーレター例(コピペOK)

4.2 面接の受け方と必要な英語力

質問者
英語が苦手なんだけど、面接ってあるの?難しくない?

ファームジョブ求人によって応募した後、「面接(対面もしくは電話)」を受ける場合があります。

※雇用主によっては、面接がないパターンもあります。

▼ 面接で必要な英語力は?

とはいっても、ファームジョブの面接では、高い英語力は必要ないです(※応募する職種や仕事内容による)。

ただし、推奨レベルは「中学生の基礎英語(知識)でコミュニケーション(英会話)ができる」のが、最低条件。

質問といえば、いつから働ける?ファーム仕事の経験ある?、といった簡単なもの。

ポイント
  • 英語で仕事内容や指示が理解できる
  • 職場の他メンバーと仲良くできる(フレンドリーにコミュニケーションが取れる)
  • ファームジョブの仕事内容をこなせる体力がある
  • (もしあれば)過去のファーム仕事経験をアピール

日本人ワーホリは「英語が苦手だけど勤勉でよく働くイメージ」から、ファームの雇用主や面接担当者は大目に見てくれる節もあるかと思います。

もし英語に自信がない場合は、事前(できれば渡豪前)に身につけておくことをおすすめします。

5. ファームジョブの給料・時給(2023年)について

オーストラリアのファームジョブの給料(時給)について
質問者
ぶっちゃけ、ファームジョブでいくらお金が稼げるの?

前提として、ファームジョブの給料は、職場の給料形態、作業内容や職種、また地域などによって違います。

*ちなみに、2023年7月よりオーストラリア全土の法定最低賃金は、時給23.23ドル(もしくは週882.80ドル)です。

5.1 ファームジョブの給料(時給)

オーストラリアのファームジョブで働くワーホリの雇用形態は、基本的に「季節労働=カジュアルジョブ」の分類になります。

2023年7月の改定により、カジュアルジョブの最低賃金は「時給29.04ドル(約2613円※)」となりました(2023年情報)。

※為替レートによる(例:1豪ドル=90円計算)

5.2 ファームジョブの給料形態(時給or歩合制)

これまでファームジョブの給料形態は、以下の2つに大きく分けられていました。

2つの給料形態
  • 時給:働いた時間だけ稼げる
  • 歩合制:例えばフルーツピッキングでの収穫量に応じて稼げる※

※朗報:2022年からは、歩合制(出来高払い)の仕事でもカジュアルジョブの最低賃金が保証されるようになりました(=時給29.04ドル)。

給料形態 メリット デメリット
時給制
  • 仕事があれば働いた時間に対して、安定的に稼げる
  • 成果を出しても給料(時給)は同じ
歩合制
  • 成果を出せば短期間で大金が稼げる(優良ファームなら最低賃金が保証される)
  • 最低賃金保証の制度を守らないファームもある
  • 上記の場合、成果が出ないと稼げない
  • 完全実力主義

歩合制でも最低時給が保証されるなら、もうどちらの給料形態が良いかは、人それぞれ。

※注意:最低賃金(時給)保証の制度を守らないファームもあるかもしれないので、念入りに条件を確認しましょう。

▼ 土日祝日は給料アップする?

オーストラリアには、「土日祝日に出勤したら給料が上がる」法律があります。

ただしファームジョブは季節労働なので、こればっかりは「働くファームによって違う」ので、運次第です。

もし運が良ければ、「土日祝日に出勤」したら給料が「1.2倍〜2倍」アップする優良ファームで働ける場合もあります(仕事探しの努力次第?)。

※この点は、1ヶ月で何十万円分も大金を稼ぐワーホリ(出稼ぎワーホリドリーム?!)が現われる理由の1つ

5.3 ファームジョブで稼げる金額は?

質問者
ファームジョブで一番気になることだけど、やっぱ大金を稼げるの?

正直、オーストラリアのファームジョブで「大金を稼げる・稼げない」は、人それぞれ違います。

大事なポイント

※前提条件:(悪徳ファームではなく)まともなファームで働くこと!

  • 時給はいくら?
  • 1日の労働時間は?
  • 1週間の中で何日働ける?
  • 上記の条件で、何週間or何ヶ月働ける?
  • 生活費などを差引くと、手元にいくら残る?

この点をちゃんと計算して、ファームジョブの求人(仕事内容)選びをする必要があります。

▼ 例えば:月5000ドル(50万円弱)を稼いだ先輩ワーホリの体験談

ファームジョブの体験談をネット検索すると、

*参考:月収5000ドル!? オーストラリアファーム仕事で出稼ぎワーホリ給料情報【体験談】

検索上位に表示されるブログで、WA州の優良ファームで「月5000ドル(約50万円弱)」も稼いだ先輩ワーホリの体験談が有名です。

こちらの記事は、よく情報がまとめられて分かりやすい体験談の例なので、ぜひ参考にしてみてください。

6. オーストラリアでのファームジョブ探しの注意点

オーストラリアでのファームジョブ探しの注意点
質問者
ファームジョブを探すときの注意点ってあるの?

世の中「儲け話」には、注意が必要です。

大金を稼げることで有名なオーストラリアのファームジョブも、その限りではありません。

注意点
  • 「詐欺」に注意
  • 労働条件や労働環境について
  • ファームで働く上の注意点
  • ファームがある地域への移動手段

6.1 詐欺に注意

オーストラリアでファームジョブ探しをするときには「詐欺」に注意です。

ファームジョブを求める日本人ワーホリなどを狙った「求人情報に関する詐欺」も多発しています。

例えば
  • 事前に入金を求める詐欺
  • 仕事内容や待遇が実際と異なる詐欺…など

▼ 日本人ワーホリは狙われやすい?

特に「英語が苦手」な日本人ワーホリは、詐欺に狙われやすい対象かもしれません。

狙われる理由
  • 詐欺だとわかっても対応・追求しない(泣き寝入り状態)
  • そもそも英語がほとんど理解できない(英語力不足)

語学力の低さなど、足元を見られて「だましやすい対象」になっているのが、その理由です。

対策方法
  •  なにが何でも「英語力」を身につける
  • オンライン検索で求人情報を探すときには、信頼できる求人情報サイトやエージェントを利用する

ファームジョブ求人関連の詐欺に、できるだけ遭わないよう対策しましょう。

6.2 事前に労働条件や労働環境を確認する

質問者
ファームジョブを探すときのチェックポイントってあるの?

ファームジョブ求人の「労働条件」や「労働環境」は、確認すべき重要な点。

トラブルを避けるためにも、念のため細かくチェックすることが、すごく大事です。

例えば、

チェック項目 具体的に
①労働時間 月・週あたり何時間働く?
②休憩時間 休憩は1日何時間ある?
③給料 時給や歩合制の給料はいくら?
④支払い 給料の支払い頻度は?振り込み?
⑤仕事内容 具体的にどんな仕事?
⑥宿泊施設 近くに宿泊施設や住み込み施設はある?料金は?
⑦移動手段 滞在先から仕事現場までの移動手段は?
⑧TFN申告書* タックスファイルナンバー(TFN)を申告する書類はある?
⑨ABN オーストラリア・ビジネス・ナンバー(事業者登録番号)は?
⑨2ndビザ指定地域 セカンドビザ取得の指定地域に当てはまる?

*タックスファイルナンバー(TFN)を申告する書類「Tax file number declaration」のこと

特に「⑧TFN申告書」は、悪徳ファーム(例:ブラックな労働環境、ちゃんと給料が支払われない等)を見分けるコツの1つです。

トラブルや詐欺にあってからでは遅いので、事前に(応募する前・面接時)しっかりと確認しておくことが、超大事です。

ポイント
  • 人任せではなく、自分でちゃんと確認しにいく自発的な姿勢で、トラブルや詐欺にあわないように対処する。

6.3 ファームで働く上での注意点

質問者
ファームジョブで働く上で、注意することってある?

ファームジョブで働く上で、注意すべき点がいくつかあります。

例えば
  •  体力面(=仕事に耐えられる体力)
  •  天候や時期の影響(=仕事の有無)

▼ 自分に合ったファームジョブ仕事の選ぶ

基本的にファームジョブは、体力を使う仕事がほとんど(体力勝負)です。

その中でも、体力的に比較的「楽な」仕事と「ハードな」仕事に分けられます。

例えば、

比較的「楽な」仕事 比較的「ハードな」仕事
  • 果物や野菜の収穫(ピッキング)で「小さく軽い収穫物の場合(例:ブルーベリー)」
  • 草刈り(チッピング)
  • 収穫物の箱詰め(パッキング)
  • 果物や野菜の収穫(ピッキング)で「重い収穫物や地面に実をつけている収穫物の場合(例:バナナ、カボチャなど)」

自分の体力に合ったファームジョブの仕事内容を選びましょう。

▼ 天候による仕事の有無(稼げる期間が変わる)

また天候によって、作業が中断されたり、働ける仕事の期間が予定より長引いたり短くなったり(=お金を稼げる期間が変動)することもあります。

例:もし仕事がなくなったら
  • 同じ地域内の他ファームに移動する
  • 全く別の地域に移動してファームジョブを探す…など

臨機応変に対処できる「柔軟な対応力」が求められます。

7. ファームジョブがある地域への移動手段・住まいについて

ファームジョブがある地域への移動手段・住まいについて
質問者
大都市からファームがある街までの移動方法は?どこに住めばいいの?

7.1 ファームがある地域への移動手段

基本的にファームジョブでは、都会から離れた「地域(田舎)」で働くことになります。

なのでファームジョブを探すときには、事前に仕事がある地域までの「交通手段の確認」も必要です。

移動手段の2パターン
  • 「バスや電車」など公共交通機関で移動する
  • 現地で購入した自分「車」で移動する
移動手段 メリット デメリット
「バスや電車」の場合
  • 車の購費用+維持費が不要
  • ある程度の地域は公共交通機関でアクセスできる
  • そもそも行動範囲が限られる
  • 公共交通機関のない地域にはアクセスできない
「車」の場合
  • 公共交通機関のない地域(穴場)のファームジョブでも働ける
  • 「車必須」条件のファームジョブに応募できる
  • 行動範囲が広がりワーホリ生活の質が変わる
  • 車の購入費用や維持費が必要
  • 相乗りしたい人が現れる

▼ 自分の車を購入するべき?なくてもOK?

オーストラリアのファームジョブで働く大半の日本人ワーホリは、車を持っていません

ただし、現地で車を購入して自分の移動手段(車)を持っていると、行動範囲の広さや仕事探しの幅など、メリットはかなり大きいです。

とはいえ、現地で自分の車を持っていなくても、ファームジョブで働けるチャンスや事例はいくらでもある!ので、安心してくださいね。

7.2 ファームがある地域での住まいについて

ファームジョブのある地域(田舎)で生活するための「住まい」は、だいたい以下の4パターンになります。

例えば
  • 住み込み施設:ファーム雇用主が用意
  • シェアハウス:一軒家を借りてシェアする
  • バックパッカーズホステル:安宿で長期滞在する
  • キャラバンパーク:キャンピングカーやテントで生活

基本的に、どこに住むかは自分で決めることになるので、自分に合った住まいを探しましょう。

▼ ワーホリが集まる安宿は狙い目

ファームジョブを求めてワーホリメイカーが集まる地域には、「安宿(バックパッカーズホステル)」がある場合が多いです。

ファームジョブの求人情報も集まりやすいので、まずは安宿に長期滞在しながら「現地でのコネ作り」をすると、紹介から仕事が手に入れる場合も多々あります。

▼ 各都市のワーホリおすすめ安宿はこちら

NSW州 シドニーの安宿
NSW州 バイロンベイの安宿
VIC州 メルボルンの安宿
QLD州 ブリスベンの安宿
QLD州 ケアンズの安宿
QLD州 ゴールドコーストの安宿
WA州 パースの安宿
SA州 アデレードの安宿
TAS州 ホバートの安宿
NT州 ダーウィンの安宿

ファームのある地域を目指すために、まずは主要都市や中規模な街へ移動して、各国のワーホリが集まりそうな安宿に泊まって情報収集してみましょう。

現地の安宿探しなら、ホテル予約サイトのアゴダ(Agoda)が使いやすくておすすめです。他の予約サイトと比べて、宿泊料金が安い場合が多いのもポイント。

*詳しくは:オーストラリアワーホリ向けの安宿の探し方《1泊50ドル以下》 »

オーストラリアワーホリの安宿の探し方1泊50ドル以下

オーストラリアワーホリ向けの安宿の探し方《1泊50ドル以下》

まとめ

オーストラリアワーホリ初心者向けに、ファームジョブを始め方について必要な情報をまとめてみました。

もっと細かな情報について、詳しく知りたい場合は、他の記事も参考にしてみてくださいね。